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矯正に関する知識

葛飾区で矯正を受けるなら知っておきたいよくある質問7選|不安を解消して理想の歯並びへ

こんにちは。東京都葛飾区の歯医者、新小岩いろは歯科・矯正歯科 院長の細谷 亜沙美です。

新小岩駅周辺をはじめ、葛飾区にお住まいの皆様から、歯並びに関するご相談をいただく機会が日々増えております。矯正治療は、単に見た目を良くするだけでなく、一生涯の健康を支える素晴らしい治療です。しかし、虫歯の治療とは異なり、期間も費用もかかるため、いざ始めようと思っても多くの疑問や不安が浮かんでくるものです。「私の年齢でも大丈夫?」「本当に痛くないの?」「費用はどれくらい?」といった疑問は、どなたも抱く共通の悩みです。インターネットで調べても情報が多すぎて、どれが自分に当てはまるのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。

当院では、矯正治療を検討されている患者様に対して、無料相談(カウンセリング)を行っていますが、そこでも頻繁にいただく「よくある質問」がいくつかあります。これらは、治療を成功させるために、そして後悔しない選択をするために、治療開始前に必ず知っておいていただきたい重要なポイントばかりです。今回は、葛飾区で矯正治療をご検討中の皆様に向けて、特によく聞かれる7つの質問を厳選し、それぞれの回答と、歯科医としてのアドバイスを詳しく解説していきます。このブログを読むことで、少しでも皆様の不安が解消され、矯正治療への第一歩を踏み出す勇気に繋がれば幸いです。

目次

  1. 質問1&2:大人の矯正は何歳まで可能?痛みはどれくらいあるの?
  2. 質問3&4:抜歯は絶対に必要?治療期間はどれくらいかかる?
  3. 質問5:子どもの矯正はいつから始めるべき?様子を見てもいい?
  4. 質問6:費用は高い?医療費控除や分割払いは利用できる?
  5. 質問7:矯正中の虫歯やトラブルが心配。医院選びのポイントは?
  6. まとめ

1. 質問1&2:大人の矯正は何歳まで可能?痛みはどれくらいあるの?

まず、最も多くいただくご質問の一つが「もう大人ですが、今からでも矯正はできますか?」というものです。結論から申し上げますと、矯正治療に年齢制限はありません。10代、20代の方はもちろん、40代、50代、あるいはそれ以上の年齢の方でも、歯を支える骨(歯槽骨)と歯茎の状態が健康であれば、問題なく治療を受けていただくことができます。実際、当院でも「子育てが落ち着いたから」「昔からのコンプレックスを解消したい」と、ミドル世代以降で治療を開始される方が増えています。大人の矯正のメリットは、ご自身の意志で治療を行うため、モチベーションが高く、歯磨きなどの自己管理が徹底されやすい点です。また、噛み合わせが整うことで、歯周病の進行を食い止め、将来的に歯を失うリスクを減らせるという、健康面での大きなメリットもあります。ただし、子供に比べて骨の代謝が遅いため、歯が動くスピードがややゆっくりになる傾向があることや、歯茎が下がってしまう(歯肉退縮)リスクがあることなどは、事前に理解しておく必要があります。

次に多いのが「痛み」に関するご質問です。「矯正は痛いと聞くので怖い」というお声もよく耳にします。痛みの感じ方には個人差がありますが、全く無痛というわけではありません。特にワイヤー矯正の場合、装置をつけた直後や、月に一度の調整(ワイヤーを交換したり締めたりする処置)を行った後の数日間は、歯が浮くような、あるいは締め付けられるような鈍い痛みを感じることがあります。これは、歯が骨の中で動こうとしている証拠(炎症反応)であり、治療が順調に進んでいるサインでもあります。食事の際に硬いものが噛みにくくなることもありますが、通常は3日から1週間程度で治まります。また、最近人気のマウスピース矯正(インビザラインなど)は、一度に歯を動かす量が細かく制御されているため、ワイヤー矯正に比べて痛みがマイルドだと言われています。痛みが不安な方は、痛み止めを服用していただくことも可能ですし、痛みの少ない装置を選ぶこともできますので、カウンセリング時にご相談ください。

2. 質問3&4:抜歯は絶対に必要?治療期間はどれくらいかかる?

「健康な歯を抜きたくありません。抜歯せずに矯正できますか?」というご質問も非常に多いです。私たちの基本方針としても、可能な限り健康な歯を残す「非抜歯矯正」を目指します。歯列の幅を広げたり、奥歯を後ろに移動させたり、歯の側面をわずかに削る(IPR)ことでスペースを作ることができれば、抜歯をせずに並べることは可能です。しかし、顎の骨の大きさと歯の大きさのバランスが悪く、歯が並ぶスペースが著しく不足している場合や、口元が前方に突き出している「出っ歯」や「口ゴボ」を改善して横顔(Eライン)を美しくしたい場合には、抜歯が必要になることがあります。無理に非抜歯で並べようとすると、歯が外側に傾斜してしまい、かえって口元が出てしまったり、歯茎が下がってしまったりするリスクがあるためです。抜歯をするメリットは、口元を大きく引っ込められることや、無理のない位置に歯を並べられるため予後が安定しやすいことです。デメリットは、健康な歯を失うことと、抜歯したスペースを埋めるための期間が必要になることです。精密検査の結果をもとに、抜歯・非抜歯それぞれのメリット・デメリットを比較し、患者様ご自身が納得できる方法を選択することが大切です。

そして「治療期間」についてです。「結婚式までに治したい」など、ゴールが決まっている方もいらっしゃるでしょう。全体的な矯正治療にかかる期間は、平均して「1年半から3年程度」です。これは、歯を動かす「動的治療期間」の目安です。歯は1ヶ月に0.5mm〜1mm程度しか動かせません。これ以上強い力をかけて急ごうとすると、歯の根が短くなる(歯根吸収)などのダメージを与える危険性があるため、生理的なスピードに合わせてゆっくりと動かす必要があります。部分矯正であれば数ヶ月〜1年程度で終わることもありますが、噛み合わせ全体を治す場合は年単位の時間が必要です。また、歯が並んだ後も、後戻りを防ぐための「保定期間」が、動的治療期間と同じくらい(約2年〜)必要になります。治療期間は、歯並びの難易度や、患者様の通院頻度、装置の使用状況(マウスピースの装着時間など)によっても前後します。長いお付き合いになりますので、通いやすい立地や診療時間の医院を選ぶことも重要なポイントです。

3. 質問5:子どもの矯正はいつから始めるべき?様子を見てもいい?

お子様がいらっしゃる親御さんからは、「子供の矯正はいつから始めるのがベストですか?学校検診で指摘されたのですが、様子を見てもいいでしょうか?」というご質問をいただきます。子どもの矯正(小児矯正)には、開始するのに最適な「ゴールデンタイム」があります。それは、永久歯が生え変わり始める「6歳〜7歳頃」から、顎の成長が活発な「10歳〜12歳頃」までの時期(第一期治療)です。この時期に治療を始める最大のメリットは、「顎の成長を利用できる」ということです。大人の矯正は、すでに固まった骨の中で歯を動かすしかありませんが、子どもの矯正では、顎の骨を広げたり、成長のバランスを整えたりすることで、永久歯が綺麗に並ぶための「土台」を作ることができます。これにより、将来的な抜歯のリスクを減らしたり、大人になってからの手術(外科矯正)を回避できたりする可能性が高まります。

「様子を見ましょう」と言われることもありますが、これは「何もしなくていい」という意味ではありません。「適切な時期が来るまで経過観察をする」という意味です。特に、「受け口(反対咬合)」や「顎の左右へのズレ」がある場合は、骨格的な成長に悪影響を及ぼすため、3歳〜5歳といった早期からの介入が必要なケースもあります。また、指しゃぶりや口呼吸といった「悪習癖」がある場合も、歯並びに深刻な影響を与えるため、早めの改善(MFTなど)が必要です。自己判断で様子を見続けてしまい、治療に最適な時期を逃してしまうと、治療が複雑になったり、期間が長引いたりするデメリットが生じます。少しでも気になることがあれば、まずは「相談」だけでも早めにお越しいただくことをお勧めします。当院では、お子様の成長段階に合わせた最適な開始時期をアドバイスさせていただきます。

4. 質問6:費用は高い?医療費控除や分割払いは利用できる?

現実的な問題として、「費用」に関するご質問は避けて通れません。「矯正は高いイメージがあるけれど、実際いくらくらいかかるの?」「保険は効かないの?」という疑問です。矯正治療は、口蓋裂などの先天性疾患や、顎の手術が必要な顎変形症などを除き、原則として公的医療保険が適用されない「自由診療(自費診療)」となります。そのため、治療費は全額自己負担となり、医院によって価格設定も異なります。葛飾区周辺の相場としては、大人の全体矯正で総額80万円〜110万円程度、子どもの矯正(一期治療)で35万円〜50万円程度が一般的です。高額にはなりますが、これは高度な専門技術と、数年間にわたる管理、そして材料費などに対する対価です。

経済的な負担を軽減する方法として、まず知っておいていただきたいのが「医療費控除」です。矯正治療は、審美目的のみの場合は対象外ですが、噛み合わせの改善など「治療目的」であると診断されれば、医療費控除の対象となります。1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告を行うことで、所得税の一部が還付され、翌年の住民税が安くなります。これにより、実質的な治療費を数万円〜十数万円程度抑えることが可能です。 また、支払い方法についても確認しましょう。多くの歯科医院では、一括払いだけでなく、クレジットカード払いや、歯科医院独自の分割払い、信販会社を通した「デンタルローン」などを導入しています。デンタルローンを利用すれば、最大84回や120回などの長期分割が可能となり、月々1万円〜2万円程度の支払いで矯正治療を始めることができます。「費用が貯まってから」と先延ばしにするよりも、早めに治療を開始して、長い期間メリットを享受する方が、人生におけるコストパフォーマンスは高いと言えるかもしれません。当院では「トータルフィー制度(総額提示方式)」を採用しており、治療費の総額を最初にご提示しますので、治療中の追加費用の心配がなく、安心して資金計画を立てていただけます。

5. 質問7:矯正中の虫歯やトラブルが心配。医院選びのポイントは?

最後は、治療中のトラブルと医院選びについてです。「矯正中に虫歯になったらどうするの?」「装置が外れたらすぐに直してもらえる?」といった不安です。矯正治療中、特にワイヤー矯正の場合は、装置の周りに汚れが溜まりやすく、歯磨きが難しくなるため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。これが矯正治療の身体的なデメリットの一つです。もし虫歯ができてしまった場合、装置を一時的に外して治療を行う必要があり、その分治療期間が延びてしまうこともあります。そのため、矯正中はこれまで以上に丁寧な歯磨きと、歯科医院での定期的なクリーニングが不可欠です。

ここで重要になるのが「医院選び」です。矯正専門の歯科医院の中には、虫歯治療や抜歯を行っていないところもあり、その場合は別の一般歯科医院に通わなければなりません。予約の調整や移動の手間がかかるだけでなく、連携がスムーズにいかないと治療が遅れる原因にもなります。一方、当院のような「矯正治療も行う総合歯科医院」であれば、矯正の調整日に合わせてクリーニングを行ったり、万が一虫歯が見つかってもその場ですぐに対応したりすることが可能です。抜歯が必要な場合も、同じ医院内で完結できるため、患者様の負担を大幅に減らすことができます。 また、通いやすさも重要です。矯正治療は月に1回程度、数年間にわたって通院が必要です。自宅や職場から通いやすい場所にあるか、土日も診療しているか、急なトラブル(ワイヤーが刺さって痛いなど)の際にすぐに対応してくれるかどうかも、チェックしておくべきポイントです。長く付き合うことになる医院ですので、ドクターやスタッフとの相性、院内の雰囲気なども含めて、ご自身が「ここなら頑張れそうだ」と思える医院を選ぶことが、治療成功への近道です。

まとめ

葛飾区で矯正治療を検討されている方へ、よくある7つの質問を通して、知っておくべきポイントを解説しました。

  1. 年齢と痛み:年齢制限はなく何歳からでも可能。痛みはあるが、数日で慣れるものがほとんど。
  2. 抜歯と期間:抜歯は口元を美しく下げるために必要な場合がある。期間は平均2〜3年。
  3. 子どもの矯正:成長を利用できる6〜12歳頃が開始の目安。気になったら早めの相談を。
  4. 費用:自費診療だが、医療費控除やデンタルローンを活用して負担を軽減できる。
  5. 医院選び:虫歯治療もできる総合歯科医院なら、トラブル時も安心で通いやすい。

矯正治療は、決して楽なものではありませんが、それを乗り越えた先には、健康的で美しい笑顔という、一生モノの財産が待っています。疑問や不安をそのままにせず、まずはプロに相談してみることが大切です。 新小岩いろは歯科・矯正歯科では、皆様の疑問に一つひとつ丁寧にお答えする無料相談を実施しています。メリットだけでなくデメリットもしっかりとお伝えし、患者様一人ひとりに最適な治療プランをご提案させていただきます。葛飾区で歯並びにお悩みの方は、ぜひ一度、当院までお気軽にご相談ください。

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