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矯正に関する知識

矯正治療の流れがよくわかる!葛飾区で受ける手順6選|相談から保定まで徹底解説

矯正治療の流れがひと目でわかるイメージ(タイトル文字入り)

こんにちは。東京都葛飾区の歯医者、新小岩いろは歯科・矯正歯科 院長の細谷 亜沙美です。

葛飾区にお住まいの皆様の中には、「歯並びを治したい」と思いながらも、なかなか最初の一歩を踏み出せずにいる方が多くいらっしゃいます。その理由の一つとしてよく耳にするのが、「矯正治療って、具体的に何をやるのか分からなくて怖い」「一度相談に行ったら、すぐに契約させられるのではないか」「期間や費用が不透明で不安」といった、治療プロセス全体が見えないことに対する漠然とした不安です。確かに、虫歯の治療であれば「削って詰める」というイメージが湧きやすいですが、数年単位の時間がかかる矯正治療は、どのようなステップで進んでいくのか、一般の方には少し想像しにくい世界かもしれません。

矯正治療は、患者様と歯科医院が二人三脚でゴールを目指す、長い旅のようなものです。だからこそ、旅に出る前に「どのようなルートを通って、どこへ向かうのか」という地図(全体像)をしっかりと把握しておくことが、安心して治療を続けるための何よりのお守りになります。当院では、新小岩エリアの皆様に、納得して治療を受けていただくために、透明性の高い説明を心がけています。今回は、矯正治療を検討し始めてから、実際に歯並びがきれいになり、それを維持するまでの流れを「6つの手順」に分けて、各ステップで何を行うのか、何が重要なのかを詳しく解説していきます。

1. 手順1:初診相談(カウンセリング)|悩みと希望を共有する第一歩

日本人歯科医と診察椅子に座った日本人女性患者が向かい合い、問診票や模型を使って悩みや希望を相談するシーンを写した実写風カウンセリング風景(淡いブルー基調)

矯正治療の最初の一歩は、無料相談(カウンセリング)から始まります。この段階では、まだ治療を契約する必要はありません。「まずは話だけ聞いてみたい」という気軽な気持ちでご来院いただいて構いません。このステップで最も大切なのは、患者様が抱えている「悩み」と「希望」を、私たち歯科医師と共有することです。

具体的には、問診票をもとに、気になっている部分(出っ歯、ガタガタ、受け口など)や、いつまでに治したいか(結婚式や就職活動に向けてなど)、ご予算の目安、ワイヤー矯正やマウスピース矯正といった装置の希望などを詳しくお伺いします。そして、簡単にお口の中を拝見させていただき、現時点での歯並びの状態や、類似した症例の治療例、概算の費用や期間についてご説明します。

多くの患者様が、この初診相談で「長年のモヤモヤが晴れた」「自分の歯並びがどういう状態なのか初めて知った」とおっしゃいます。インターネットで調べることも大切ですが、ご自身のお口の状態に当てはまる情報は、実際にプロに見てもらわなければ分かりません。当院では、メリットだけでなくデメリットやリスクについてもお話しし、患者様が「ここで治療を受けたい」と心から思えた場合にのみ、次のステップへ進んでいただきます。無理な勧誘は一切行いませんので、まずは安心してご相談にいらしてください。

2. 手順2:精密検査|レントゲンやスキャンで「原因」を分析する

歯科用レントゲン画像や口腔内スキャナーを確認する診療室内の検査機器を写した、清潔感のある実写風イメージ(人物なし)。

カウンセリングの内容に納得され、「詳しく調べて治療を検討したい」となられた場合、次は「精密検査」を行います。矯正治療は、見た目の歯並びだけを見て「ここを動かそう」と決めるわけにはいきません。歯を支えている顎の骨の状態、骨格的なバランス、歯の根の長さや形、顎関節の状態など、目に見えない部分の情報を詳細に集める必要があります。

主な検査内容は以下の通りです。

  1. レントゲン撮影:パノラマレントゲンで歯全体の状態を確認するほか、矯正治療に必須の「セファログラム(頭部X線規格写真)」を撮影します。これは、横顔や正面の骨格を撮影し、世界的な基準値と比較することで、出っ歯や受け口の原因が「歯」にあるのか「骨格」にあるのかを分析するための非常に重要な資料です。
  2. 口腔内スキャン(歯型採り):当院では、従来の粘土のような材料をお口に入れる苦しい型取りではなく、小型のカメラでお口の中をスキャンする「iTero(アイテロ)」などの最新機器を導入しています。これにより、短時間で快適に、かつ高精度の3Dデジタルデータを取得できます。
  3. 口腔内写真・顔面写真撮影:お口の中の状態や、お顔のバランス、スマイルラインなどを記録します。
  4. 唾液検査や歯周病検査:虫歯や歯周病のリスクを評価し、矯正中にトラブルが起きないよう対策を立てるために行います。

これらの検査データを総合的に分析し、患者様一人ひとりに最適な「オーダーメイドの治療計画」を立案します。この分析こそが、治療の成功を左右する土台となります。

3. 手順3:診断・治療計画の提示|ゴールと方法を決定する重要な日

歯並びの模型やモニター画像を前に、治療計画を説明する日本人歯科医の手元が写った実写風イメージ(淡いブルーの背景)。

精密検査から約1〜2週間後、分析結果に基づいた「診断」と「治療計画」をご説明します。これは、患者様にとって、ご自身の治療の全貌を知るための最も重要な日です。

まず、検査結果から判明した「現在の歯並びの問題点」と「その原因」を、画像やデータをお見せしながら分かりやすく解説します。その上で、その問題を解決するための具体的な治療プランを提示します。例えば、「抜歯が必要か、非抜歯でいけるか」「ワイヤー矯正が良いか、マウスピース矯正(インビザライン)が良いか」「治療期間はどのくらいか」「最終的な費用の総額はいくらか」といった具体的な内容です。

多くの場合、治療の選択肢は一つではありません。「抜歯をして口元を大きく下げるプラン」と「非抜歯で歯並びを整えることを優先するプラン」など、複数の選択肢がある場合は、それぞれのメリット・デメリットを詳しくご説明します。患者様のライフスタイルや価値観に合わせて、納得のいくプランを選んでいただきます。ここで疑問点や不安なことがあれば、何度でも質問してください。治療方針、期間、費用すべてに同意をいただいて初めて、正式な治療契約となります。ここまでのプロセスを丁寧に行うことが、後悔しない矯正治療の鍵となります。

4. 手順4:治療開始前の準備と装置の装着|虫歯予防とスタートライン

矯正装置を装着する前に歯面をクリーニングする様子や、ブラケット準備の器具が並ぶ診療台を写した実写風イメージ(人物なし)

契約が完了したら、いよいよ装置をつける準備に入りますが、その前に重要なステップがあります。それは「お口の中の環境を整えること」です。もし検査で虫歯や歯周病が見つかった場合は、矯正治療を始める前にそれらの治療を優先して行います。装置がつくと歯磨きが難しくなるため、事前にリスクを取り除いておく必要があるからです。

また、抜歯が必要な計画の場合は、このタイミングで抜歯を行います。そして、歯科衛生士による徹底的なクリーニング(PMTC)と、矯正中の歯磨き指導(TBI)を行います。矯正中はプラーク(歯垢)が溜まりやすくなるため、正しいブラッシング技術を身につけていただくことは、治療を成功させるための必須条件です。

お口の準備が整ったら、いよいよ矯正装置を装着します。ワイヤー矯正の場合は、歯の表面にブラケットを接着し、ワイヤーを通します。マウスピース矯正の場合は、最初のアライナー(マウスピース)をお渡しし、着脱の練習や取り扱いの説明を行います。装置が入った直後は、違和感や締め付けられるような痛みを感じることがありますが、数日から1週間程度で慣れてきます。ここから、歯が動き始める感動のスタートラインです。

5. 手順5:動的治療期間|歯を動かすための定期的な通院と調整

装置を装着してから、歯が計画通りの位置に並ぶまでの期間を「動的治療期間」と呼びます。この期間中は、定期的に通院していただき、装置の調整や交換、経過観察を行います。

ワイヤー矯正の場合は、通常3〜4週間に1回程度のペースで通院が必要です。毎回、ワイヤーを新しいものに交換したり、締め直したりして、歯に適切な力をかけ続けます。また、ゴムかけ(顎間ゴム)など、患者様ご自身で協力していただく処置が必要になることもあります。 マウスピース矯正の場合は、ご自身で1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換していただくことで歯を動かします。通院ペースは1.5ヶ月〜3ヶ月に1回程度と、ワイヤー矯正より少なめです。来院時には、マウスピースがしっかり適合しているか、計画通りに歯が動いているかを確認し、必要に応じて歯の表面を少し研磨する処置(IPR)や、アタッチメントの調整を行います。

この期間中、最も大切なのは「予約を守って通院すること」と「お口のケアを怠らないこと」です。通院が滞ると治療期間が延びてしまいますし、歯磨き不足で虫歯ができると、装置を外して治療しなければならなくなることもあります。モチベーションを維持しながら、私たちと一緒にゴールを目指して頑張りましょう。

6. 手順6:保定期間とメンテナンス|きれいな歯並びを一生モノにする仕上げ

歯科治療後の歯科検診をイメージした淡いブルー基調の実写風写真(人物なし)。

「歯がきれいに並んだ!これで終わり!」と思われがちですが、実はここからが矯正治療の「第二のステージ」とも言える重要な期間です。歯並びが整ったら、矯正装置(ブラケットやアタッチメント)をすべて撤去します。しかし、動かしたばかりの歯は、骨の中でまだ安定しておらず、元の位置に戻ろうとする力(後戻り)が強く働いています。

この「後戻り」を防ぎ、きれいな歯並びをその位置で定着させるために必要なのが「保定装置(リテーナー)」です。リテーナーには、取り外し式のマウスピースタイプやプレートタイプ、歯の裏側に細いワイヤーを接着する固定式タイプなどがあります。一般的に、歯を動かした期間と同じくらいの期間(約2年〜3年)は、リテーナーの使用が必須となります。特に装置を外した直後の半年〜1年間は、食事と歯磨き以外の時間は常に装着していただく必要があります。

保定期間中は、3ヶ月〜半年に1回程度のペースで通院していただき、歯並びの安定度やリテーナーの状態をチェックします。同時に、定期検診としてクリーニングや虫歯チェックも行います。この保定期間を真面目に取り組めるかどうかが、10年後、20年後の歯並びを決定づけます。「一生モノの歯並び」を手に入れるために、最後まで気を抜かずにケアを続けましょう。

まとめ

歯科医院の清潔感ある診察室、アジア人男性医師と30代女性が話している.

葛飾区で矯正治療を受ける際の、6つの手順について解説しました。

  1. 初診相談:まずは気軽に悩みや希望を相談する。
  2. 精密検査:レントゲンやCT、スキャンで歯と骨の状態を詳細に分析する。
  3. 診断・計画:治療方法、期間、費用について納得いくまで説明を受ける。
  4. 準備・装着:虫歯治療やクリーニングを行い、装置をつけてスタート。
  5. 動的治療:定期的な通院で歯を動かし、理想の位置へ導く。
  6. 保定・管理:装置を外した後もリテーナーで歯並びを定着させ、守り抜く。

矯正治療は、決して短い期間ではありませんが、そのプロセス一つひとつに意味があり、確実にゴールへと近づいていくものです。流れを知っておくことで、見通しを持って治療に取り組んでいただけると思います。 新小岩いろは歯科・矯正歯科では、この一連の流れを患者様一人ひとりに合わせて丁寧にサポートし、安心して通っていただける環境を整えています。歯並びについて少しでも気になることがあれば、まずは「手順1」の無料相談から始めてみませんか?あなたの未来の笑顔のために、私たちが全力でお手伝いさせていただきます。

以上、東京都葛飾区の歯医者 新小岩いろは歯科・矯正歯科、院長の細谷 亜沙美でした。

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